仕事の休憩で「スマホいじり」が体に毒なワケ

本日は、「仕事の休憩で「スマホいじり」が体に毒なワケ」という記事をご紹介します。

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■Q.勉強しすぎたら目が悪くなるのは本当か?

■世界の近視人口は急増している

世界の近視人口は近年、急増しています。オーストラリアのブライアンホール視覚研究所によると、2000年時点では世界人口の22.9%に当たる約14億人が近視なのですが、50年には世界人口の49.8%に当たる約47億5800万人もの人が近視になるそうです。さらに世界人口の9.8%に当たる約9億3800万人が、失明などのリスクがある「強度近視」になると推計されています。

近視は遺伝の影響が大きいといわれてきましたが、近年の研究では環境因子も非常に重要で、近視は両方の要素が大きく影響することがわかっています。長時間勉強するということは、先ほどのスマホと同じで、近い距離でずっと目のピントを合わせ続けることになりますから、目にいいとはいえません。

仕事の休憩で「スマホいじり」が体に毒なワケ

また、暗い部屋で教科書などを読んでいると、暗い場所では交感神経が優位になるので、やはり目の緊張状態が長く続き、目に大きな負担がかかってしまいます。<br>厚生労働省は1時間に15分くらい休むことを推奨していますが、仕事などにおいては現実的に厳しいと思いますので、勉強にせよ仕事にせよ、長時間同じ姿勢で何かを見続けるのであれば、こまめに視線をズラすこと(天井を見上げる、壁のポスターに視線を向ける、外の景色を見るなど)、また先ほど紹介したホットタオルを目に当てることなども目の緊張緩和、疲労軽減に効果的です。

 

このとき、休憩だからとスマホをいじる方がとても多いのですが、これは目や体にとって休息にはなりませんのでご注意ください。VDT作業という観点からは、書類の整理や本や雑誌などの紙の書籍に目を通すなどでもいいでしょう。

さらにおすすめは「30分以内の昼寝」です。30分を超えると深い睡眠に入るため、起きたときに逆に体がだるくなってしまいます。寝る前にコーヒーを1杯飲んで休むと、20分ほどでカフェインが効いてくるので気持ちよく起きられるでしょう。目も休まりますし、午後の勉強や仕事の集中力も高まると思います。

あとは、長時間勉強や仕事をしていると、どうしても姿勢が前かがみになり、猫背になってしまいがちです。姿勢が悪いと首や鎖骨の筋肉が緊張状態になってしまいます。先ほども申し上げたように目は全身とつながっていますから、全身の血行が滞ると目の血行も悪くなってしまうのです。

子どもの場合は太陽ののもとで一日2時間程度遊ぶといいとされています。太陽光の360~400ナノメートル付近の光であるバイオレットライトが近視予防になるという研究があり、現在さらなる研究が進んでいます。

▼コーヒーを1杯飲んで、30分程度昼寝する

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林田康隆

医療法人康梓会Y’sサイエンスクリニック広尾 理事長・院長(日本眼科学会認定眼科専門医)

大阪大学大学院医学系研究科修了・博士課程修了。眼科医として難治性白内障手術や網膜硝子体手術に取り組む傍ら、眼科の領域にとどまらず、幹細胞療法など再生医療を実施。

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日比野 佐和子

医療法人康梓会Y’sサイエンスクリニック広尾 統括院長(日本抗加齢医学会認定専門医)

大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学特任准教授。ルイ・パストゥール医学研究センター基礎研究部アンチエイジング医科学研究室室長を経て、現職。内科医、皮膚科医、眼科医、アンチエイジングドクター。

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(医療法人康梓会Y’sサイエンスクリニック広尾 統括院長(日本抗加齢医学会認定専門医) 日比野 佐和子 監修=林田康隆 構成=衣谷康 撮影=諸田こずえ、川上尚見 写真=Getty Images)

 

 

 

引用:仕事の休憩で「スマホいじり」が体に毒なワケ                                                excite.ニュース

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