【小児の近視】慶應義塾大学眼科が東京都内の小中学生を対象とした近視疫学研究結果を発表

小中学生の近視増加傾向へ警鐘

-都内小学生の約80%、都内中学生の約95%が近視-

2019/08/19 慶應義塾大学医学部

慶應義塾大学医学部眼科学教室の坪田一男教授、栗原俊英特任准教授、鳥居秀成助教、四倉絵里沙(大学院医学研究科博士課程4年)らは、東京都内の小中学生約1,400人を対象とした近視疫学研究を行い、日本における近視有病率を約20年ぶりに報告し、近視とドライアイに関連がある可能性も見出しました。

近視は、遠方のものを見る時に焦点を網膜上に合わせることができず、手前で焦点が結ばれることにより、物がぼやけ、明瞭に見えない眼の状態を指します。近視は屈折値により評価され、その主な原因として、眼軸長(眼球の奥行)が過剰に伸長し、角膜から網膜までの距離が長くなる眼球の変形が知られています。

小児では成長に伴い眼軸長の伸長がみられますが、近視眼では特に長くなることが知られており、眼軸長検査は近視の評価において重要性を増してきています。また強度近視では、眼軸長が長くなることで黄斑変性や視神経障害などの合併症の危険性が上がることも知られています。

・小学生689人

近視有病率76.5%、強度近視有病率4.0%、平均眼軸長23.41mm

・中学生727人

近視有病率94.9%、強度近視有病率11.3%、平均眼軸長24.73mm

本研究成果は、眼軸長測定を含めた近視有病率のデータであり、近年の都内小中学生の近視に関する最新の基礎データとなります。本調査結果が近視の増加に対し警鐘を鳴らし、今後の近視人口・強度近視人口の増加に歯止めをかける一助になると期待されます。

 

 

引用: https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/2019/8/19/28-59721/

慶應義塾大学

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