Myopia Control -近視進行抑制-

Myopia Control – A Cure For Nearsightedness?

 長年、眼科開業医や研究者は同じ疑問を抱いている。
最近のいくつかの研究では、幼児期や十代の間に近視の進行を遅らせることによって、少なくとも近視をコントロールできる可能性があることを示唆している。

●What is myopia control?

 近視に対する完全な治療法は発見されていないが、眼科医は現在、近視の進行を遅らせるいくつかの治療法を提供できる。

これらの治療法は近視の発達および進行によるストレスや疲労を軽減するために眼の構造や焦点の変化を誘発することができる。

近視の進行を遅らせることは、レンズの分厚い矯正眼鏡の必要性を防いだり、早期白内障や網膜剥離のような眼の重度な問題に得る強度近視への発達を防ぐことができると考えられる。

現在、以下の4つの治療法が近視の制御に有効であるとされている。

・アトロピン点眼薬
・多焦点コンタクトレンズ
・オルソケラトロジー
・多焦点眼鏡

これらの治療法と最近の近視コントロールの研究の概要は次の通りである。

アトロピン点眼薬

  アトロピン点眼薬は長年の間、短期間で有効な結果とともに近視をコントロールするために使われてきた。
しかし、これらの使用にはいくつかの欠点がある。
  局所的なアトロピンは散瞳するために使われる薬であり、一時的に調節を麻痺させ、完全に眼の焦点を弛緩させる。
アトロピンは典型的な散瞳検査では使われない。なぜなら、それは効果が消失するのに長期間または1週間以上かかるからである。
最近のアトロピンの一般的な使い方としては、特定の種類のぶどう膜炎に関連した眼痛を減らすことである。

(中略)

オルソケラトロジー

  オルソケラトロジーは一時的に近視を矯正するために夜間睡眠時に特殊なガス透過性コンタクトレンズを装用するすることで、 起きている間は眼鏡やコンタクトレンズをする必要がなくなる。
眼科医は子どもたちに近視進行をコントロールするためにオルソケラトロジーレンズを使っている。
近視が進行しやすい時期に眼鏡や通常のコンタクトレンズを装用していた子どもたちと比較して、 数年間オルソケラトロジーを行った近視の子どもたちは大人になった時に近視の進行が少なかったと示唆された。
2011年、日本のある研究者たちは近視進行に関連した子どもの眼軸伸長におけるオルソケラトロジーレンズの効果を評価した研究を提示した。
2012年、同研究者たちは43人の近視の子どもにおける5年間の研究結果を発行した。 従来の近視矯正のための眼鏡装用と比較してオルソケラトロジーレンズの装用が眼軸伸長を抑制したことを示した。
2012年10月香港、2014年3月台湾、にてそれぞれ研究結果が発行された。

近視をコントロールする最良の方法は近視の早期発見である。

子どもの近視のことを画像でご紹介します。


引用:Myopia Control – A Cure For Nearsightedness? By Gary Heiting,OD ALL ABOUT VISION.COM

その他にも近視進行抑制について掲載されています。
よろしければ、ご覧ください。