疲れ目の原因とは?

疲れ目の原因とは?

●2種類の目の疲れ

目の疲れといえば、思い浮かぶ言葉は「眼精疲労」です。
ですが、医学的には、目の疲れは2種類に分けられます。
目の疲れの中でも、睡眠や目を休めることで疲れがとれて回復するものは「眼疲労」、休めても疲れがとれない・また思い疲れた感じだけではなく目の痛みやかすみ感・頭痛などその他の症状があるものを「眼精疲労」といいます。

●目の疲れの原因

目が疲れる原因として最も多い要因は、近視・遠視・乱視・老眼などの矯正不良です。
眼鏡やコンタクトレンズを強く合わせ過ぎている(過矯正)場合や、遠視や老眼の眼鏡の矯正不足など、適切な視力矯正が行われていない場合は、目が自分でピント調節をして頑張って見ようと働き筋肉を緊張させます。そうすると、目の疲れという症状として表れます。

また、右と左で視力の差があり過ぎることも眼精疲労の原因となります。
近視・遠視・乱視・老眼などの眼鏡やコンタクトレンズは、自分の目に最適な度数に合わせてもらいましょう。
度数が合っているか確認するため、定期的な検査を受けることもおすすめします。
特に老眼は、40代から60代頃までの間に進行するとされているので、定期的な度数調整が必要です。

さらに、現代ではパソコンやスマートフォンなど、目を酷使する機器で溢れています。
そういうものを長時間使い続けると目は疲れてしまいます。
この他にも室内の明るさや作業距離・エアコンなどによる乾燥など、様々な環境が疲れ目の原因となり得るのです。

そして、自立神経失調、更年期障害、耳や歯の異常、脳の異常、循環器系や消化器系の疾患でも眼精疲労が起きることがあります。

●疲れ目の症状

疲れ目にも様々な症状があります。
目が重い、目の奥が痛い、充血、かすみ、乾燥感、頭痛、吐き気、肩こりなど、目以外の症状も表れてきます。
十分な睡眠をとるなど、目を休めてあげることで症状が和らぐ場合は問題ありませんが、症状がなかなか取れない場合には一度眼科を受診してみてください。

●最後に

疲れ目にも様々な原因がありますが、眼鏡やコンタクトレンズが合わないことが原因となることがおおいです。
疲れ目を安易に放置せず、眼科を受診して原因を追究しましょう。

引用:家庭の医療情報