子どもの近視チェックと予防法
小学生3人に1人視力1.0未満…子どもの近視チェックと予防法
メガネブランド「Zoff(ゾフ)」を運営するインターメスティックは、幼稚園や小学校の身体測定などで視力結果がわかるこの時期に、子どもの近視度チェックや、今からできる近視予防策、メガネ選びのポイントや使い方などを紹介している。
文部科学省発表の2018年度(平成30年度)学校保健統計調査によると、2018年度の「裸眼視力1.0未満の者」の割合は、幼稚園26.68%、小学校34.10%となっており、前年度と比較すると幼稚園、小学校ともに増加。特に小学校では、2008年度(平成20年度)の29.87%から10年間で約5ポイントも増加している。
また「裸眼視力0.3未満の者」の割合は、小学校で9.28%と、1979年度(昭和54年度)以来、過去最高値をマーク。視力非矯正者(メガネやコンタクトレンズを使用していない者)のうち、「裸眼視力0.7未満の者」の割合は、幼稚園6.67%、小学校14.22%となった。現代の子どもたちは、幼い頃からテレビやゲーム、スマートフォンなどデジタルデバイスに触れる機会が増え、子どもが気づかないうちに目を酷使するシーンが増えている。2020年には小学校でプログラミング教育の必修化が始まり、ますますデジタルネイティブ化が進む中、子ども自身が自覚しにくい目のトラブルについて、近くにいる大人が正しい知識を身に付け、ケアする必要があるという。
インターメスティックでは、子どもの視力低下の変化に早期に気づくためにも、保護者がすぐにできる「子どもの近視度チェック」を勧めている。「遠くを見るとき目を細めたりしている」「本やテレビを見るときの距離が近くなった」「文字や看板などを読み間違える」「姿勢が悪く、机に覆いかぶさる」など、チェック項目は7つあり、日常の中での子どものようすからチェックすることができる。
また、視力低下の進行を防ぐためにも、目に良くない習慣を理解し近視予防策に取り組むことが重要だという。テレビなどを長時間同じ距離で見続ける、布団の中など暗い場所でスマートフォンを見る、寝転んだり猫背で読み書きする、といった習慣は、目に負担をかけ、目の筋肉疲労や疲れ目などを引き起こす。
予防策として、液晶テレビを見るときは画面の高さの3倍の距離、読み書きやスマートフォン・携帯ゲーム機は最低30~40cmの距離を保つこと、スマートフォンやゲーム機は画面の照度を下げるなど調整することで目の負担をやわらげることができる。さらに、外に出て遠くを見ることは、焦点距離を遠くし、目の疲れを和らげるお勧めの予防策だという。また、初めてメガネをつくる際には、眼科の診療を受け適切な度数のレンズを眼科で処方してもらうことが大切だとしている。子どもの近視は「仮性近視」から「真性近視」へと進行するため、「仮性近視」の段階であれば治療を行うことで近視化を抑制することも可能だと言われている。眼科を選ぶ際には、子どもの診療に慣れている眼科や弱視などの検査や矯正訓練を行う視能訓練士がいる眼科を勧めている。
引用:小学生3人に1人視力1.0未満…子どもの近視チェックと予防法
ReseMom
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