失明の恐れも…深刻な近視の低年齢化 家庭でできる3つのこと
近年、近視の発症率が上がり、発症年齢は低年齢化しています。近視は早期発見し、進行を抑制した方が将来的に良いでしょう。
今回は、近視の低年齢化と過程でできることについての記事をご紹介いたします。
失明の恐れも…深刻な近視の低年齢化 家庭でできる3つのこと
コロナ禍で「おうち時間」が増え、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末やゲーム機に触れる時間が長くなることで、子どもの視力が低下しているという。防ぐにはどうすれば良いか。福岡国際医療福祉大助教で視能訓練士の潮井川修一さんに聞いた。 (本田彩子)
最も懸念されるのが近視だ。近視は一般に角膜から網膜までの眼球の奥行き(眼軸長)が伸びることで発症する。成長期を迎える小学校高学年以降に発症することが多いが、潮井川さんによると、近年は「近視人口の増加と低年齢化」が深刻だという。「発症が幼いほど近視の進行も早く『強度の近視』になりやすい」
強度の近視は網膜や視神経の病気にもつながり、最悪の場合は失明の恐れもある。潮井川さんは「小学校低学年ごろに近視の兆候が表れたら、すぐに眼科を受診して進行を抑える治療を受けてほしい」と話す。
なぜ近視になるのか。遺伝的要因に加えて、生活環境の影響が大きい。中でも「目と物との距離」は主な要因だ。距離が近いほど、また見る時間が長いほど、眼軸を伸ばす刺激は強まる。スマホなどの携帯端末やゲーム機を使用する際、画面との距離が20センチ以下に近づくことが多いといわれ、極めて近視が進みやすい。
日中に屋外で過ごす時間が減ることも近視が進む要因だ。太陽光には近視を抑える効果があるとされる「バイオレットライト(波長の短い紫色の光)」が含まれるからだ。「コロナ禍の暮らしは近視を悪化させる環境要因がそろっている」
子どもの視力を守るために家庭で何ができるだろう。一番良いのは携帯端末やゲームは使わないか、使う時間を極力短くすることだが、現実には難しい。
「目と画面との距離」を意識して40センチ以上は離そう。スマホやタブレットは手に持たず机の上に立てたり、ゲームはテレビとつないで大画面に映したりして距離を保つ。1日2時間は屋外で過ごすことを心掛ける。日陰や家のベランダに出るだけでも良い。近くを一定の時間見つめたら目を休ませる。目安は20分見たら約6メートル先を約20秒間見る。
潮井川さんは「子どもは目の疲れを感じにくく、近くのものを無意識に長く見てしまう。保護者が制限してあげてほしい」と話す。
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引用:失明の恐れも…深刻な近視の低年齢化 家庭でできる3つのこと
YAHOO!JAPAN ニュース 西日本新聞
少しでも近視が進まないようにするために、家庭でできることは実践してみましょう!
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