パソコン作業は・・・

パソコン作業はコンタクトよりメガネが適している

 パソコンで長時間作業をするときは、コンタクトよりもメガネの方が目の負担が少ないとされています。

コンタクトレンズは、視力1.2~1.5まで完全矯正する場合が多く、基本的に遠くを見るように合わせてあります。

一方、メガネで視力1.5まで矯正するとめまいがする場合があり、視力1.0前後の矯正をするのが一般的です。

つまり、遠方を見る視力が弱いメガネ(度数の弱いメガネ)をかけている方が、コンタクトレンズ装着時より、近方を見る時の毛様体筋への負担が少ないとされています。(近視度数の場合)
また、コンタクトレンズは角膜に直接レンズをのせるため、ドライアイになりやすいです。ドライアイは近年、眼精疲労の原因として注目されています。

パソコン作業のときはメガネを使うのが理想的ですが、コンタクトレンズを使用する場合も、気を付けたいポイントがいくつかあります。

1.コンタクトレンズ装用時間の理想は“12時間”です。例えば、朝7時に装用したら、夜7時に外すのが理想です。

2.定期的に医師の診察を受けましょう。3~6ヶ月に一度は検診を受けた方が良いと考えられます。

3.目薬を点しましょう。コンタクトレンズ装用時の違和感の改善に点眼薬は効果的です。市販の点眼薬なら血管収縮剤が入っていないものを選びましょう。
涙液分泌量は決して少なくないのに、涙が蒸発しやすい「蒸発亢進型」のドライアイが増えていますが、市販の多くの点眼薬の成分はほとんどが水分なので、潤いが留まりにくいです。 市販薬の中から選ぶのであれば、水分を抱え込むヒアルロン酸が配合されたものが良いとされています。

また、視力矯正法としてオルソケラトロジー治療という選択もあります。
オルソケラトロジー治療は、夜間就寝時に特殊なコンタクトレンズを装用し、朝起きたら外すことで日中は裸眼で過ごせます。
オルソケラトロジー治療を行っていれば日中のパソコン作業等を裸眼で行えますので、ドライアイの対策にもなると考えられます。

引用:眼精疲労予防 コンタクトレンズは「12時間ルール」 働く女性の目の疲れ研究会 nikkei WOMAN Online